野菜の力で高血圧予防・トマトジュースでカリウム摂取

トマトジュースには、高血圧を予防する効果が期待できます。
高血圧の原因は塩分の過剰摂取です。塩分を大量に摂ると、腎臓の交感神経の働きが促進されて血管の収縮が起こります。すると塩分が排出される機能が抑制されて、血液中のナトリウム濃度が高くなります。
ナトリウムと水はセットで動くため、血管内部に水が入って血液の量が増えた結果、血圧が上昇します。これは塩分感受性高血圧と言われます。
ナトリウムは血圧を上昇させますが、反対にカリウムには血圧を下げる働きがあります。カリウムは体の中の余分なナトリウムを排出される作用があります。
野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれています。しかし、毎日野菜を摂取し続けるのは大変です。そういう人におすすめなのが、トマトジュースの利用です。
トマトはカリウムが豊富な野菜です。トマトジュースにすると、コップ1杯程度(200ml)には約500mgのカリウムが含まれています。
1日のカリウム摂取量の基準が1600mg程度なので、コップ1杯で1日に必要なカリウムの1/3を摂取できます。
ナトリウムとともに余分な水分が排泄されるようになると、むくみを改善させる効果も期待できます。
トマトジュースを飲むときに注意したいのは、なるべく無塩のものを選ぶということです。トマトジュースには無塩と有塩の2タイプがあるので、高血圧対策として飲むならば無塩のものを選ぶようにしましょう。
また、腎臓や肝臓の働きが悪い人は、カリウムをたくさん摂ると「高カリウム血症」になってしまう恐れがあります。ろ過機能がうまく働かないために、カリウムが体内に増えすぎてしまう状態です。しびれや不整脈などを引き起こす恐れがあるので、注意が必要です。