高血圧で息苦しい症状が出る治療に漢方薬が有効

高血圧では、心臓病の合併症が起こる可能性もあります。これにより、息苦しい感じが出ることもあります。
心臓は全身に血液を届けるポンプのような役目を果たしています。高血圧になると血管が収縮して心臓がより強い力で血液を押し出さなければならなくなるため、息苦しい感じが出る可能性があります。
高血圧の合併症で多いのが、動脈硬化です。動脈硬化で血管が硬くなることで、息苦しさが出ることもあります。息苦しいのを放置してしまうと、そのまま脳梗塞や心筋梗塞になってしまう恐れがあります。一時的な息苦しさでも、不安があればすぐにでも病院を受診したほうが良いでしょう。
高血圧の治療には、まずは食事療法や運動療法が試みられます。ただし、そのような時間の余裕がない場合や、効果がない場合には降圧剤が使われます。最近主流になっているのは、比較的副作用が少ないカルシウム拮抗剤です。これにより血管拡張を行い、血圧を下げます。
ただし、降圧剤は一時的に血圧を下げる薬であって、高血圧そのものを治療する薬ではありません。たとえ一時的に血圧が下がっても、薬を飲まなければ症状が戻ってしまう可能性もあります。
これに対して漢方薬は、即効性は期待できませんが、体の不具合を治して根本的に原因を解決していきます。また、高齢者の場合、他の病気の治療薬との飲み合わせで降圧剤が使えないケースもあるので、その場合に漢方薬が使われることがあります。
漢方薬による治療のメリットは、1つの漢方薬でいくつもの症状に効果が期待できるところです。高血圧による合併症をいくつも抱えている人にとっては1種類の漢方薬で対応できるというメリットがあります。また、降圧剤の副作用によるのぼせなどに対して、漢方薬が有効なこともあります。