2015年に高血圧症が致命的な健康障害と認識

高血圧は、多くの現代人をむしばんでいます。
普通のレベルの高血圧症ですと、自覚症状もありませんので、その危険性にもなかなか気付かない人が多いのが現実です。
しかし、油断して治療を放置していると、動脈硬化となり、さらには、腎臓障害や脳障害など、一命にかかわる重篤な状態をもたらしかねないのです。
高血圧の原因には、遺伝、運動不足、加齢、塩分の過剰摂取、ストレスの蓄積など、さまざまなものが考えられます。
とりわけ、塩分の摂り過ぎは、ストレートに血圧上昇につながるのです。
血圧というのは、心臓から全身に送り出す血液が血管の壁を押す力のことを意味します。
人間の血液は、ナトリウム濃度を一定にキープする働きを持っています。
そこで、塩分を過剰に摂取するとナトリウム濃度を下げなくてはいけませんので、たくさんの水分が必要となります。
ですから、血液量が増えて、大量の血液を全身に送るために、血管を押し広げなければならなくなります。
塩分の摂り過ぎで血圧が上がるのは、こういったメカニズムがあるからなのです。
2015年4月1日より、厚生労働省は、1日の食塩摂取の目標量を、男性で8.0g未満、女性で7.0g未満に変更しました。
日本の場合、伝統的に塩分過多の食生活となっていて、これが日本人に多くの高血圧症者がいる原因になっていると見られています。
諸外国に比べましても、日本人の塩分摂取量は多いのが現実です。
ちなみに、世界保健機関では5g未満を推奨しています。
NPO法人日本高血圧協会では、2015年5月17日の世界高血圧の日に、全国8か所で、市民公開講座 「健康長寿は高血圧管理から」を開催しました。
高血圧が健康障害の原因になっていることの現実に警鐘を乱打し、適切にコントロールしていくことを推奨しています。
2015年は、日本人の健康意識を大きく変えるきっかけになる年と言っても過言ではありません。